人間の行動を起こす動機の研究
人は、行動をするときに、何か動機があって行動します。
行動できない場合は、動機がないからです。
動機がないように見えても無意識の動機がそこにはあります。
もし、あなたが、なにかの行動を起こしたいと思ったとしても、最終的に行動を起こせない場合は、この動機が弱いということが考えられます。
また、これか説明しますが、人には、安定の欲求もあります。
これは変化を嫌うので、人は新しいことをやるときに、必ず、臆病になったりするものです。
これは新しいことをすると失敗して痛い思いをすることがあるので、本能的にしないようにするようにプログラムされているからです。
ですから、行動の原理を理解できれば、人は行動できるようになるし、人を行動するように促したりできるようになります。
先人たちが沢山の行動を促す動機について述べていますので、それを研究してみます。
それを研究することによって、あなたは、自分の行動力を高めることができます。
また自分の夢を実現するために、他人に協力を得ることができるようになります。
成功法則を研究したナポレオンヒルは、人間を自発的な行動に駆り立てるものに、10の基本的なモチベーションがあると言っています。
その10とは、
1自己防衛
2愛
3恐怖の感情
4セックスの感情
5永遠に生きることに対する欲求
6自由に対する欲求
7報復の感情
8憎しみ
9自己表現、および認められていという欲求
10物欲
です。
また、アンソニーロビンズは、6ヒューマンニーズという人間の6大欲求があると言います。
その6つとは、
安定感、
不安定感や多様性
自己重要度、
愛とつながり、
成長、
貢献、
です。
また、マズローの欲求6(5)段階説(5段階説が有名だが、死ぬ前に6段階であると改めました)があります。
生理的欲求、生存欲求、
安全欲求、
親和欲求、社会的欲求、
承認の欲求、自我欲求、
自己実現欲求、
自己超越欲求(内的欲求)
おそらく、どの説も、切り口や角度が違うだけで、人の行動の理由である、動機を説明しています。
自分や人の行動する動機の元を理解すれば、行動を促すのに、活用できます。
マズローの最後の動機で行動している人が、多く私の文章を読んでくださっていると思うので、説明しますが、自己超越欲求は、マズローが最後に新たに発表した欲求です。
他人からの見返りなどを求めないで、高尚なレベルで、すでに、自己を超越しており、国も、人種も宗教もすべてを超えて、何かの目的を達成したいという欲求です。
それは、外的なものもあるでしょうし、内的なものもあります。
マズローによると、この段階に達している人は、全人口の2パーセントとされています。
この数は私的には、とても、嬉しい数字であると思いました。
というのは、2パーセントいれば、いずれは100パーセントになるだろうと、思えるからです。
この欲求の人は、マザーテレサが貧困や、病気になっているような弱い立場の人たちの救済活動に尽力したような、一般的には慈善と呼ばれたりするものであったりする場合もあります。
このような欲求は、慈善もエゴであるといえば、別のところへ分類できるでしょうし、悟りを開いたり、神と一体化したいとか、天国へ到達する心境になりたいなどが、この自己超越であるとする人もいるでしょう。
最終的には、人はこの欲求に到達し、これを実現させようとするでしょう。
あなたは、どの切り口の動機で考えると自分の欲求が強いかわかりやすいですか?
自分の欲求を知るとどうやって動機付けるかを理解してやりやすくできます。
ぜひあなたの現在の状態と欲求を観察してみてください。
そして、行動原理を理解して、人生を自分の心のままに描くように生きていきたいものです。
あなたの人生があなたの行動と実現によって幸せなものになることを祈っています