記憶の仕組みを理解して記憶をコントロールする。脳の知識 ニューロン
勉強したりして、色々なことを覚えたりしたりして、知識が豊富になってくると、色々便利なことがありますよね。
知っていることで、マイナスになることも、もちろんありますが。
これからの学習は、言葉を覚えることよりも、理解して、使える知識にしたり、その知識を結合させたりして、活用するほうが大事な時代になりました。
ただ、依然として、語学の世界では単語などを沢山知っていたほうが有利という学問もあります。
というわけで、今回は、脳の仕組みを理解することによって、学習を効率化するということで、お話します。
今回は、神経細胞と呼ばれる「ニューロン」についてです。
私たちの脳には、ニューロンと呼ばれる神経細胞があります。
数は、およそ、1000億個。
このニューロンの働きによって、脳は、情報を伝達したり、処理をしたりしています。
このニューロンがシナプスと呼ばれる連結細胞によって結合されて、情報を送ったり受け取ったりしているわけです。
よく使う情報をこのシナプスを通して送ると、ニューロンが何度も刺激されることになります。
そうすると、シナプスの結合が強くなります。
そうすることによって、記憶が定着するわけです。
これを、
「長期増強」と呼んでいます。
夜、眠る前に単語を覚えて、朝起きたら復習するなどは、
このシナプスの結合を強化して、長期増強するために、脳科学でいえば、ニューロン細胞の結合を強化してやるという考え方から、理論に合っています。
このような研究結果は、記憶に深い関係を持っているといわれている「海馬」などの働きを調べることによって分かってきました。
もうすこし、ニューロンを詳しくみてみると、
まず、ニューロンには、情報を受け取る樹状突起と、情報を送り出す軸索があります。
樹状突起は、細胞体から何本も生えるように出ています。
その細胞体の中心には、細胞核というものがあります。
このような細胞体から、通常は一本の軸索がでていますが、枝分かれして、色々なニューロンの樹状突起もお互い結合して情報のやり取りをしています。
人間には、大脳新皮質が発達してありますが、
大まかにいうと六層の構造を持っています。
その中に、ニューロン同士がシナプスを介して情報のやり取りをしています。
こんなことがものすごいスピードで脳の中で行われているので、覚醒しているときに、色々な情報をやりとりしているときに、問題になるような矛盾に考えられたり感じられたりすることも脳内で処理されているわけです。
それを睡眠によって、どうにか調整したりして、脳がおかしくならないように、動かしているわけです。
そんなわけで、記憶を繋げて矛盾しないようにしたりすることを眠っているときに自動的に調整してくれているわけです。
こういうことを知っておけば、記憶させたいことなど、効率よく覚えていくときに、がむしゃらに勉強するよりも、楽して、覚えられて良いと思います。
おそらく、これを知っていたほうが、あなたにもなにかヒントになると思いますので、お話しました。
これからも、脳の仕組みを知り、理解して、効率良い学習をして、人生を楽しんでください^ー^