ビジネス効率化の為の睡眠の知識

 

1,ぐっすり眠れる睡眠法1

 

2、ぐっすり眠れる睡眠法2

 

3、眠らないとどうなる?寝ないで勉強した方が本当に頭が良くなる?

 

 4、睡眠時間と肥満と美しさの関係

 

5、恐怖の「断眠実験」

 

 6,断眠世界記録の話~人が断眠をするとどうなるか?

 

 7、睡眠の基礎知識~レム睡眠とノンレム睡眠

 

 

 

睡眠の基礎知識1

 

睡眠には、レム睡眠と、ノンレム睡眠があります。

 

レムとは、急速眼球運動の英語の頭文字をとった言葉で、眼球が動いていて、脳は働いています。

 

夢を見ている時も、この時です。

 

睡眠は浅いと覚えてください。

 

 

 

ノンレムはレムではないので、眼球は動いていません。

 

深い眠りです。

 

このノンレム睡眠というわれる深い眠りを取ることができると、脳は休息することができて、翌朝すっきり目覚めることができます。

 

 

 

このレムと、ノンレムを繰り返し、朝になって人は目覚めます。

 

ひとそれぞれ、周期がありますが、2回は深い眠りをしたいところです。

 

できれば、3回。

 

眠りにつくまでと、目覚める時の時間があるので、最低でも、6時間は、ほしいところです。

 

また、あまり睡眠を取りすぎると日中の活動時間も少なくなるので、深い眠りをとって、日中活動時間を沢山とりたい人の理想は6時間睡眠であると言えます。

 

 

 

ですから、夜10時に眠るとすると、朝4時起床

 

真夜中の12時に眠るなら、6時に起床と考えます。

 

 

 

睡眠の基礎知識2

 

メラトニンと、セロトニン

 

 

 

睡眠のためのホルモンで、特に重要なのがメラトニンとセロトニンです。

 

メラトニンが分泌されると、眠くなります。

 

 

 

セロトニンは、メラトニンの分泌を促進する神経伝達物質です。

 

人は交感神経と副交感神経があります。

 

簡単にいうと、自律神経が働いている状態は、交感神経が有利になっているときです。、

 

副交換神経が有利になっているときは、自律神経は落ち着いています。

 

セロトニンは、、自律神経をリラックスさせる神経伝達物質です。

 

実はセロトニンはリズムがあったほうが、分泌されるのではないかと言われてます。

 

たとえば、電車に乗っていると眠くなるなどがこれにあたります。

 

よる眠る前に、ある程度のスピード、電車のゴットンゴットンというくらい、自分が心地よいと思われるくらいのリズムのある音楽(別に打楽器があるとかそういう意味ではなく、ピアノ曲でもかまいません)を聞くというのも、良い眠りにつくために役にたちます。

 

 

 

メラトニンは、明るい光に反応して出なくなります。

 

ですから、朝、または、目が覚めた時、できるだけ明るい光を浴びるというのは、目覚めるのに良いのです。

 

昼間は、肘の裏や、膝の裏などの血の流れるところまで、光を当てたりするのもとても、効果があります。

 

起きたときは、できるだけ明るい光にあたと良いのです。

 

できれば、2500ルクス以上の光に5分以上あたったほうが良いと言われています。

 

ルクスは照度のこと。

 

60ワットが900ルクス、100ワットが1500ルクスなので、できるだけ明るいのがお薦めです。

 

 

 

光で目覚めて、15時間後にメラトニンが出始めます。

 

6時間睡眠を取ろうと思っていたとすると、1時間前ですね。

   

   

 

 

眠るときは起きるときや起きているときとは逆で、できるだけ光にあたらないようにします。

 

昼間の肘の裏や、膝の裏に光があたるだけでよくないというので分かるとおり、目に光が当たらないだけではく、できれば皮膚にもあたらないようにしたほうが良いのです。

 

ですから部屋の中の電気は消して真っ暗にするのが最もメラトニンを分泌させる為に適しています。

 

 

 

眠る前はできるだけ楽しいことを考えるのがお薦めです。

 

今日一日の楽しいことを考えるのが特に良いと思います。

 

 

 

というのは、寝ているときは、脳を休めているノンレム睡眠だけではなく、レム睡眠で記憶の定着もしているからです。

 

今日の一日の楽しいことを思い出せば、寝ているときも脳は幸せを感じていることになります。

 

 

 

お薦めは、3行日記を書く事です。

 

3行日記なら簡単な日記で睡眠にとても効果があります。

 

3行なんですが、次のことを書きます。

 

嬉しかったこと。

 

上手くいったこと。

 

感謝する(した)こと。

 

 

 

眠る前にこの日記を書くために1日を思い出してみると、実はなにかしら、嬉しかったり、上手くいったり、感謝することがあるものです。

 

自分の人生が、こんなに良いことが毎日あったということに気がつきます。

 

 

 

しかも寝ている間も良いことばかりなので、ぜひやってみてほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ぐっすり眠れる睡眠法2

 

 

 

お肌や、髪の毛は睡眠が大事だということは誰でもわかると思います。

 

また、睡眠時間も大事だということも、分かると思います。

 

眠る時間の長さの他にも、眠る時間を決めて眠る方が、ホルモンの分泌に良い影響がでます。

 

同じ時間に眠るようにしておくだけで、身体が自然にメラトニンを眠る時間になると出してくれるからです。

 

メラトニンについては前回話しましたが、睡眠を司るホルモンと考えても良いくらいです。

 

というのは、メラトニンは、体内の時計と連動しているので、朝起きることと、睡眠のスイッチを切り替えてくれるので、自然に眠りに導いてくれるからです。

 

別名、睡眠ホルモンとも呼ばれることがあるくらいです。

 

 

 

今回は、その睡眠の質を良くするための飲み物をお話します。

 

 

 

睡眠の質をよくするために、飲むと良いものが色々言われたりすることがあります。

 

 

 

色々言われますが、良い飲み物を飲むよりも、避けたほうが良い飲み物を避けるほうが、ずっと良いと思います。

 

 

 

睡眠を考えると、寝ているときは、副交換神経の活動が強くなります。

 

身体はリラックスして、筋肉は解れることによって、血の巡りがよくなります。

 

血液の流れる料が増えれば、酸素や栄養、若返りに必要な成長ホルモンが隅々の細胞に行き渡るので、お肌が若返り、綺麗になるという仕組みです。

 

 

 

その細胞が最も活発に再生されるのが、22時から2時の間です。

 

深夜の12時から朝の6時まで眠っても6時間ですが、私は、この細胞が最も活発に再生される22時から眠ることをお薦めします。

 

そうすれば、4時に起きても6時間です。

 

深夜の12時まで、活動しているより、やることが多ければ、22時に眠り4時に活動したほうが、活動に有利なホルモンが出ているので、能率もあがります。

 

それ以上に若返ることを考えると、22時からの睡眠がお薦めというわけです。

 

 

 

また、毎日、同じ時間に眠りに着くようにしれば、身体がそのように、習慣になりますので、途中で目が覚めたりすることが減ってきます。

 

上手く眠れれば、朝までぐっすりということになります。

 

途中で5分だけでも、起きてしまい中断された睡眠になるだけでも、お肌や、細胞などの水分料や、皮脂の量が低下してしまうという研究結果を出しているところがあるくらいです。(資生堂リサーチセンターの研究より)

 

 

 

中断をしないで深くぐっすり、まとまった眠りを取るために、決まった時間、しかも22時から眠ることによって、お肌と髪をつやつやにして、おけるわけです。

 

 

 

では、そのぐっすり睡眠になるために、避けたい飲み物を紹介しますね。

 

 

 

基本は、利尿効果のある飲み物を避けるというのが第一のポイントです。

 

 

 

たとえば、アルコール、

 

アルコールを飲んだほうが早く眠れるような気がするかもしれません。

 

血行も促進してくれそうだし、リラックスできるように思います。

 

しかし、利尿効果があるので、途中目を覚ましてしまうことが多くなるケースがあります。

 

しかも、睡眠は浅くなるために、脳が活動しているレム睡眠(眼球が動いて夢を見ている状態)になりやすくなるので、頭が休むことがあまり深くできず、あさ、すっきりしないような気持ちになります。

 

 

 

ハーブティーも、よく眠れると言われるハーブティーでも利尿効果のあるハーブティーは、トイレに行きたくなり目が途中で覚めることになるので、お薦めできません。

 

カフェインの入っているお茶は要注意です。

 

 

 

砂糖を含んだ飲み物も、美味しく思えるかもしれませんが、良くありません。

 

特に液体の糖分は、吸収されやすいので、血糖値を上げるので、身体が熟睡できなくなります。

 

睡眠には、脳を休める為だけではなく、身体も休めることも大切だからです。

 

さらに、カフェインまで含んだ飲み物は2重パンチで最悪です。

 

砂糖とカフェインの入った飲み物といえば、色々わかりますよね?

 

それは、眠る前は飲まないようにすることをお薦めします。

 

 

 

疲れていたりすると、栄養ドリンクを飲んで、寝ている間に吸収してもらおうと飲む方がいます。

 

でも、内容の成分を良く読んでください。

 

カフェインが入っていませんか?

 

カフェインは、飲むと一瞬元気になるような錯覚を起こします。

 

ライオンに襲われたときなどに、早く逃げないといけないということで、人は危険なときに、ホルモンを出すような仕組みに脳と身体が連動しています。

 

カフェインは無理にこれを出します。

 

健康ドリンクや、栄養ドリンクに、カフェインを入れることによって、元気になったほうな錯覚を購入して飲んだ人に感じさせるものが多くなるのです。

 

ですから、むやみに健康ドリンクや、栄養ドリンクを飲むのは関心しません。

 

 

 

こんな感じで、上手にメラトニンを出せるように工夫することで、寝つきも良くできるし、途中で起きることもだんだん減らしていくことができます。

 

夜眠る前に飲むと良いと間違って、思い込んでいる飲み物を知り、避けることで、質の高い睡眠を取り、ぐっすり眠り、若返り、元気に気持ち良く目覚めてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぐっすり眠れる睡眠法3

 

 

 

ぐっすり眠れる睡眠法の3回目です。

 

 

 

睡眠には、レム睡眠や、ノンレム睡眠があるという話をしました。

 

 

 

レム睡眠の時に、脳の記憶の整理や、定着をします。

 

しかし、浅いレム睡眠は、整理、定着を妨げるので、

 

質の良いレム睡眠を取ることが重要と言えます。

 

 

 

自分にとって、重要なことや、好きなことなどの、経験を、

 

このレム睡眠の時に整理しているので、

 

この睡眠時に、自我が形成されていると言えます。

 

 

 

自我とは、自分の周りのものを自分にとって、大切な物に順位をつけて考えたり、決めたりするシステムや、その結果と言えます。

 

 

 

たとえば、食べることが自分にとって、重要と思っているひとは、

 

食べることが、自我にとっての重要度が高いわけです。

 

 

 

美しくなることが食べることを上回っていたら、

 

どんなに、苦しいと思っても、ダイエットや、アンチエイジングをしようとします。

 

 

 

自我は、ニワトリなどには、ありません。

 

3歩歩くと忘れてしまうからです。

 

そうじゃないニワトリもいるかもしれませんが、

 

ですから、好きや、嫌い、重要などがないため、

 

本能で生きているわけです。

 

 

 

 

 

記憶や、自我の形成には、質の良いレム睡眠が大事なので、

 

どうやって眠るかということになります。

 

 

 

今日の、テクニックは、眠る前のテクニックです。

 

人は、ちょっとリズムのある音の連続音を聞くと、

 

眠くなる習性があります。

 

 

 

たとえば、電車に乗っていると、

 

うとうとして、いい気持ちになって眠くなり、

 

眠ってしまったことはありませんか?

 

 

 

あの原理です。

 

 

 

ですから、眠る1時間くらい前は、リラックスして

 

眠る準備をすると良いのです。

 

 

 

その時に、ちょつとリズムのあるような音楽を聞いて、

 

リラックスできる状態になります。

 

もちろん、自分で聞いてみて、リズムがちょつと早めくらいで、

 

リラックスを感じるような曲です。

 

電車の枕木を車輪がガッタンガッタンと鳴っているのを、

 

イメージして、リズムの速さを決めると良いでしょう。

 

リラックスできたら、眠る時間に、

 

横になります。

 

 

 

そのまま、上手に眠れれば、

 

長期記憶なども、定着しやすいので、

 

学んだことを良く覚えておけるようになります。

 

リラックスして、眠る前の1時間に、記憶したいようなことを、

 

勉強しておくと良いと言われるのは、そのためです。

 

 

 

記憶も整理でき、ぐっすり休めて、身体もすつきり。

 

そんな良い睡眠を、ぜひとってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3、眠らないとどうなる?寝ないで勉強した方が本当に頭が良くなる?

 

 

 

わたしたちは、色々やりたいこともあるし、PCでネットサーフィンをしていると、楽しくて、ついつい、夜遅くまで遊んでしまいます。

 

 

 

眠らないで、済んだら、時間がもっと沢山使えて、人生が楽しく、長く使えるのにって、思ったりしませんか?

 

 

 

今回は、眠らないで済むのか?

 

眠らないとどうなるか

 

また、眠らないほうが脳について良いのかについて、話します。

 

 

 

眠っている状態とは、どんな状態でしょうか?

 

普通、眠っている状態とは、体と、脳を休息している状態だと、考えていますよね?

 

 

 

でも、研究してみると、実は、それとは少しことなり、実際には、生理的にとても、異なった状態になっているのが、最近の研究でわかってきました。

 

 

 

睡眠を取らないとまず困ったことがあります。

 

それは、判断能力の低下です。

 

睡眠不足での事故は、原発事故から始まり、身近な交通事故まで、注意力の低下を招いて、沢山の事故を招きます。

 

 

 

また、受動的な休息だけではなく、脳の修復も行われているということも分かってきました。

 

つまり眠らないと脳が傷んだりしたのが、修復されないんですね。

 

 

 

最近の実験結果の話です。

 

ワシントン大学の、ホルツマンのグループによるマウスを使った研究で、驚くべきことがわかりました。

 

 

 

アミドロイドβというアルツハイマー病の原因であると考えられる物質がマウスを眠らせないようにすることで、脳内に蓄積されるということが分かってきたのです。

 

 

 

このタンパク質は、海馬という記憶を司る部分に溜まっていったのでした。

 

 

 

アミロイドβは、起きているときは、脳に蓄積しますが、眠ることによって、少なくなるということがわかりました。

 

 

 

つまり、眠った方が脳の為には、良いというのが結論です。

 

また、テストの為に勉強していて、眠ると忘れそうだからと眠らないようにしている人もいます。

 

でも、睡眠を取る方が記憶を定着させるので、覚えたら眠る。

 

としたほうが、記憶するという目的には合っています。

 

眠る方が脳には良いというのが今回の結論でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4、睡眠時間と肥満と美しさの関係

 

 

 

人間においては、睡眠不足がメタボや、代謝異常に関係している調査があるので、紹介します。

 

 

 

2004年のコロンビア大学の研究チームの発表です。

 

32歳から、59歳までの1万8000人を調査しました。

 

一般に望ましい睡眠は、7時間とされていますが、

 

それを基本として、肥満にになる確率を出してみた結果です。

 

 

 

それに対して、6時間の睡眠の場合は、23パーセントも高くなりました。

 

また、5時間だと、50パーセント。

 

4時間以下の場合は、73パーセントも肥満になる率が高くなったという結果になりました。

 

 

 

これから、考察すると、睡眠時間が減ると、ストレスがたまるなどして、大食いするから、肥満になるだけとも考えられるかもしれませんが、

 

それよりも、身体を制御している機能などが、やりおかしくなる場合が多いと考える方が自然に思います。

 

 

 

つまり、健康な人でさえも、睡眠時間が少なくなることによって、血糖値をコントロールする機能が低下するなどの機能の低下を招くしので、肥満になりやすくなるのでは?と考えることもできます。

 

 

 

 

 

 

 

もっとわかりやすく言えば、睡眠時間が減ると、それだけ身体の機能が良い状態に動かなくなりやすくなり、色々な病気になりやすい。

 

と言えると思います。

 

 

 

エリカ・アンギャル著の「世界一の美女になるダイエット」の中でも、美しくありたいなら、7時間よりも、できれば、さらに8時間眠ったほうが良いというのようなことを読んだ記憶があります。

 

 

 

時間は現代では、いくらあっても足りませんが、自分の人生でほんとうに大事な事以外は、省略するようにして、

 

それよりも、睡眠時間を大切にするほうが、結果的に健康でいられるので、寿命も伸び、使える時間が多くなりそうです。

 

そして、基本の健康だけではなく、、美容の為にも良いと言えそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5、恐怖の「断眠実験」

 

 

 

眠らないと、どうなるかということを調べるために、動物実験がおこなわれことがあります。

 

1980年代に、シカゴ大学のレヒトシャッヘンらのグループが行いました。

 

ラットを使って、眠らせないことで、どのような変化が身体に起こるかを調べてみました。

 

 

 

眠らせないのが2週間つづくと、(1週間では、大丈夫だった)毛が抜け始めました。

 

潰瘍ができ、動きがにぶくなり、体温もおかしくなり、最終的には下がってきました。

 

寒くなるので、身体を温めるために、箱の隅で、過ごすようになってしまいました。

 

たくさん食べるようになっているのに、体重が減っていきました。

 

 

 

つまり、考察できるのは、恒常性の異常です。

 

つまり、身体の機能などを、一定に保つための機能が、変調をきたすわけです。

 

それは、体温であったり、新陳代謝であったりするわけです。

 

それがおかしくなるので、毛が抜けて、皮膚がおかしくなり、体温が異常になり、食事や、体重もおかしくなるわけです。

 

 

 

身体を一定に保つ機能は脳のどこがしているのでしょうか?

 

それは、「視床下部」というところが機能を、はたしています。

 

つまり睡眠が取られないと、視床下部の恒常性維持機能が変調をきたすということが言えます。

 

 

 

つまり、目を閉じて、身体を休めるために動かないでいても、身体はおかしくなっているということです。

 

身体の回復機能が麻痺してくるのです。

 

 

 

最終的には、睡眠を絶たれたマウス達は、かわいそうに、3週間から、4週間で感染症にかかり、死んでいきました。

 

この感染は、常在細菌の感染症でした。

 

常在細菌とは、人にも存在する細菌で、(多くの人に共通して見られます。でも全ての人がもっているわけではありません)普通、病原性を示しません。

 

つまり、健康な人にも住む細菌です。

 

そして、共生関係にあるものを指しています。

 

この細菌があることによって、侵入してきた病原菌の繁殖を逆に抑えてくれたりします。

 

ところが、免疫力の低下によって、日和見感染を起こすときがあるのです。

 

つまり、普通は安全である常在細菌であった細菌が免疫の低下で、増殖しすぎてしまったわけです。

 

この場合は、敗血症でした。

 

詳しく説明すると、病原菌が血液の中で、増殖を起こしてしまう状態でした。

 

結局、免疫が感染防御機能の役目を果たせないようになったわけです。

 

 

 

まとめると、眠りを長く絶たれると、視床下部の恒常性維持機能が支障をきたします。

 

それにより、身体も回復せず、普段は、健康のために共生している細菌が異常に増殖したりするなどの免疫異常をきたして、死に至ってしまう。

 

ということになります。

 

 

 

これにより、人も眠らないと、恐ろしいことになると、推測できますが、なかなか眠らないで死ぬ人はいません。ただし、致死性家族性不眠症という病気(とても稀なので、まずかからないと思って大丈。夫脳に異常なタンパク質が蓄積してしまい脳の神経細胞の機能が障害をもつようになった状態にならないと、眠らなくならないので)にならないと眠ってしまうからです。

 

そういうわけで、人は、自然に寝てしまうからです。

 

眠れば、回復しますし、少しくらいは眠らないでがんばっても、大丈夫なように、人の脳は作られています。

 

 

 

でも、眠らないということは、とても、身体に悪影響がありそうだなということは、わかったと思います。

 

 

 

体重が気になったり、抜け毛が気になったりするなら、変な薬を飲んだりする前に、十分な睡眠を取る方が大切なんじゃないかな?

 

なんてことが分かってきてもらえたと思います。

 

 

 

今回は、眠らないでやるほどのことじゃないなら、眠って楽しい夢を見たほうが身体に良いことが分かってもらえたと思います。

 

 

 

じゃあ、さっそく眠りましょう^ー^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6,断眠世界記録の話~人が断眠をするとどうなるか?

 

 

 

ラットの断眠実験は、恐ろしい結末に終わりましたが、人が眠らないと、どうなったかという話をします。

 

 

 

世界的に有名なのは、ランディ・ガードナーという当時17歳の高校生が、11日間(264時間)の不眠の世界記録を打ち立てた話が有名です。

 

 

 

この時の有益だったことは、後半の何日かをスタンフォード大学の睡眠研究科であったウィリアム・デメント博士が観察記録を取れたということにあります。

 

 

 

彼の断眠実験は、開始2日目で、怒りっぽくなる、体調不良、記憶障害などが現れました。

 

4日目には、妄想を見るようになり、疲労感も強くなりました。

 

7日目には、震えと、言語障害。

 

ここまでは、専門家の予想のままです。

 

 

 

このあとは、精神に異常をきたすか、重い身体障害が出ると警告されていたのでしたが、どうなったでしょうか?

 

 

 

世界記録の11日を乗り越えたあと、

 

彼は、眠りにつきました。

 

 

 

その時は、15時間眠りました。

 

その後、23時間、起きていて、

 

10・5時間眠り、

 

一週間経ったころには、元通りのリズムに戻ったのでした。

 

そして、睡眠研究家達の予想と違って、後遺症もなにも残りませんでした。

 

 

 

ただ、彼は、17歳だったので、まだ若かったので、無理をしても回復できただけかもしれないと私的には思いましたが。

 

 

 

この実験から分かることは、眠りは必要ですが、人間の脳はかなり柔軟性のあるものです。

 

 

 

また、彼は、断眠実験をしていましたが、厳密に全く眠らなかったとも言えないというのもあります。

 

というのは、人には、マイクロスリープというのがあるからです。

 

 

 

車を運転していて、一瞬、うとうとしてしまい、はっとして運転している状態に気がつき、危ないところだったとか、また、一瞬眠ってしまった、なんてことが経験上あると思います。

 

これがマイクロスリープと呼ばれるもので、数秒か、一瞬の眠りに陥る現象です。

 

ですから、彼の場合、眠っていないといいつつ、上手にマイクロスリープをしていたのかもしれないわけです。

 

もし、していなかったら、ラットと同じ運命を辿っていたかもしれないわけです。

 

 

 

今回のまとめです。

 

人は、眠らないなどでも、脳はある程度融通は利く。

 

でも、もしかしたら、長期の不眠は、若さや、マイクロスリープで辛うじて乗り切っているかもしれない。

 

ということでした。

 

 

 

 

 

最後にもう一つ、やはり時間の計画を立てて、規則正しく、質の良い睡眠を取る方が個人的には、良いという考えを話て今回も終わりたいと思います。^ー^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7、睡眠の基礎知識~レム睡眠とノンレム睡眠

 

 

 

一般に睡眠という時は、レム睡眠とノンレム睡眠の両方を睡眠と呼んでいます。

 

でも、この二つは全く違う睡眠と言っても良いくらい違うものです。

 

また、深い眠りがノンレム睡眠で浅いのは、レムというのは、ちょっと表現がいい加減すぎると言えます。

 

 

 

レム睡眠とノンレム睡眠は、睡眠の話をするときの基礎知識なので、改めてここで説明をしておきます。

 

レム睡眠は、眼球が動いている状態の睡眠で夢を見ているときは、この睡眠の状態です。

 

またノンレムの場合は、眼球が動いていない状態の睡眠です。

 

この二つの睡眠を人は交互に行って最後は眠りが浅くなり目覚めることになります。

 

 

 

まず、人が眠る場合、ノンレム睡眠に入ります。

 

この睡眠に入ると、大脳皮質のニューロンの活動が低下します。

 

それから、一時間か一時間半たつと、レム睡眠に入り、脳が動き始めます。

 

これがレム睡眠です。

 

レム睡眠は、起きているときと同等か、それ以上に活動をしています。

 

しかし、感覚や、運動機能は遮断されているので、身体は休んでいる状態になっています。

 

 

 

良い睡眠を取れるように日頃から、眠る時間や起きる時間を決めておくと、このレムとノンレムの間隔が一定するようになり、良い眠りを取りやすくなるので、規則正しい消灯と起床時間を決めておくと、健康に良いということになります。